春を謳う
雪が残る美瑛ですが、日差しは春そのもの。動物たちも楽しそうに見えます。
小鳥たちもさえずりを始め賑やかになってきます。
シマエナガやヤマガラ、アカゲラなど、小鳥たちは庭にやってきて姿を見せてくれますが普段どこにいるのでしょうね。
庭で春一番に巣を作り始めるのはコガラ。冬囲いの麻の荒縄をくちばしでほぐして巣材にしてはイチイの木に運んでいます。毎年の恒例になっていて、雪が融けても荒縄を解くことが憚られます・・・・
エゾリスの巣作りはもっと早く、写真の上の方に見えるように

雪の上には巣作りのためか細かくかじって落ちたアカエゾマツの葉が散乱しています。
メルルの庭ではアカエゾマツや、サワラに巣を作っています。
サワラは大きな木なので、多い時には3世帯くらいを抱えるアパートになります。
今年は、昨年来の食料不足のためか・・数が減ったようで残念です。
鳥やリスたちには、餌やりをせずじっと見守るだけです。
ただ、住まう環境を考え、敷地内に自然に生えた樹を生かして隠れる場所や、食料になる樹を大切に育てています。
裏手には、湧水があります。エゾアカガエルやエゾサンショウウオなどがいます。
エゾアカガエルは、本州のタゴガエルに似た歌声の持ち主で、その合唱はとても美しいものです。卵から観察していますが、鳥たちの餌食となってしまうことがあります。なるべく食べられずに生き延びておくれ!と祈るばかりですが、自然の摂理から逃れることは叶いません。
人間もその一環にいることを忘れないよう、考えることを教えてくれます。